【NEO390カスタム】船外機上のスタンディングベースを嵩上げ!SUSパイプ現物合わせの美学

こんにちは、音旅工房です。

今回はオーディオでも車でもなく、海の相棒**「ボート」**のカスタム依頼をいただきました。

ボートは、トレーラブルボートの名艇 NEO390 です。

1. 今回の課題:中途半端な「柵」の高さを統一する

このボートの船外機上には、ゲストが立って釣りができるスタンディングベース(架台)が設置されています。しかし、前オーナーの保管場所の都合(おそらく高さ制限)により、本来90cmほしい高さが、部分的に70cmになっている箇所がありました。

これでは、立って釣る際に腰のサポートが中途半端で、少し不安定です。そこで、今回は全ての高さを**「90cm」**に統一する嵩上げ工事を行いました。

2. 職人の調達と加工

使用したのは、耐食性に優れたSUS(ステンレス)パイプの25φ

  • 3m × 1本

  • 2m × 2本

これらは地元のホームセンター「コーナン」で調達。身近な場所で良い素材を揃え、技術で形にするのが音旅工房流です。

カットには高速カッターを使用。火花を散らしながら、精密に切り出していきます。

3. 「水平器」が通用しない、現物合わせの難しさ

ここが一番のこだわりポイントです。

理屈で言えば「水平器」を使えば良さそうですが、ボートはトレーラーに乗っています。そもそも床面が完全に水平とは限らず、船体自体の微妙な傾斜もあります。

「単に水平を出せばいい」というわけにはいきません。

長さをミリ単位で調整しながら、実際に船に当てがい、全体のラインが美しく、かつ強度がしっかり出るポイントを探る**「現物合わせ」**。

手間はかかりますが、これをやることで「後付け感」のない、純正のような仕上がりになります。

4. 完成!ゲストに安心のフィッシングタイムを

苦労した甲斐あって、90cmで統一されたラインは見た目もビシッと決まり、使い勝手も最高になりました。これでゲストの方も、安心して大物とのやり取りを楽しめるはずです。

「既製品では手が届かない、あと少しの使い勝手」を形にする。

そんな作業も、音旅工房の大切な仕事の一つです。


最後に。

ボートの架台は、万が一の際に体重を預ける重要なパーツです。強度の計算や溶接・接合には細心の注意が必要です。

船舶のカスタム・加工は自己責任です。

納得のいく仕様で、最高のひとときを